2015年5月11日(月)BS朝日『心にのこる 美空ひばり 名曲物語』
2015年5月11日(月)18:00~20:24放送予定
BS朝日『心にのこる 美空ひばり 名曲物語』
今も衰えぬひばり人気。私たちにひばりが残したオリジナル曲は500曲余り。
そのひとつひとつに、ひばりと作家たちのドラマがある。
名曲はどのようにして生まれたのか。
そして、現役歌手たちは、その名曲にどんな思いを持っているのか。
ひばりの名曲にまつわるエピソードをその歌唱映像とともに紹介する。
大病をしたひばりの復帰作。作詞の星野哲郎は作業の過程で、ひばりから「削った“祈る”という言葉を残して欲しい」と手紙をもらった。一方、船村徹は「病み上がりだからといって手加減しないで欲しい」と手紙をもらい、これまで使ったことのない高音を用いた。そして、レコーディング。コロムビアのスタジオにひばりが現れた。
レコーディングの指揮を執るのは船村徹。だが、音合わせここで異変が起きた。ひばりは、一か所、船村が書いた譜面と違う音で歌ったのである。実は船村が曲作りの過程で一番迷った箇所であった。ひばりは船村が迷ったもうひとつの音で歌ったのである。
船村はその場で譜面を直しレコーディングを終えた。
迎えた翌年の復帰の舞台、東京ドームでの不死鳥コンサート。ひばりは、この日までの胸中を語ったあと「みだれ髪」を熱唱した。