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2015年7月11日(土) BSジャパン『美空ひばりの歌物語 全国! 歌碑巡り名曲の旅』

2015年7月11日 (土) 21:00~22:55放送予定
BSジャパン『美空ひばりの歌物語 全国! 歌碑巡り名曲の旅』

1989(平成元)年6月24日にこの世を去った、昭和を代表する歌手・美空ひばりさん(享年52)。四半世紀を過ぎたいまも人々の心の支えとなり、歌い継がれている彼女の歌を讃え、日本全国に点在する歌碑を演歌歌手の坂本冬美、小林幸子、長山洋子がめぐり、秘められたドラマを紹介する特番『日本全国! 美空ひばりの歌碑巡りの旅』案内役は俳優の松方弘樹が務める

 坂本が訪ねるのは、沖縄・那覇市の市街地を見渡す「がじゃんびら公園」にある「花風の港」の歌碑。
ひばりさんは1956年に那覇でコンサートを開催、5万人を動員する盛り上がりを見せ、沖縄の人々に勇気を与えたことが、歌碑建立のきっかけとなった。
この曲は73年発売のアルバムにしか収録されていない“知る人ぞ知る”名曲で、数あるひばりの曲の中で、唯一沖縄を舞台にしている曲として選ばれた。
沖縄公演のバンドメンバー、歌碑建立の呼びかけ人、戦後の沖縄を撮り続けてきたカメラマン、全国からひばりファンが集うスナックのママら、ひばりさんにゆかりある人々も紹介する。

 小林は、新潟市内、99年に廃線となった「新潟交通」の駅跡に建つ「越後獅子の唄」の歌碑を訪ねる。
かつて「月潟村」だったここは、合併で新潟市となり、村の名前を残そうと、村人たちの寄付で歌碑が建立された。
この曲は、ひばりさんが14歳の時に出演した映画『とんぼ返り道中』の挿入歌。
「越後獅子」とは江戸時代から伝わる獅子舞の大道芸で、村の飢餓を救うためにお金を稼ごうと、子供たちが修行を積んで日本全国を回った。
その芸は今も月潟の子供たちに継承されている。小林はその稽古場を訪ねるとともに、月潟の各地に置かれている越後獅子のモニュメントを作る92歳の元美術教師を訪ねる。

 長山は、福島・いわき市の塩屋崎に建つ「みだれ髪」の歌碑を紹介する。
全国に8ヶ所ある歌碑の中で、最初につくられた。この曲の舞台となったのが塩屋崎で、2010年に亡くなった作詞家・星野哲郎さんはイメージ作りのためにここを何度も訪れたというエピソードや、東日本大震災の際、この地で何が起きたのか、そして、人々の生活は今どうなっているのか、話を聞く。
また、毎年ひばりの命日が近づくとここ塩屋崎で行われ、全国からひばりファンが集うという祭りの様子も紹介する。

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